歴代の犬達③
おはようございます。
手帳やキーケースが革製なのですが、暗い部屋で革のメンテナンスをしていると落ち着く今村です。
前回のブログでゲンの弟分の桃太郎の話をすると書いたのですが、記憶のズレで、桃太郎の前に迎えたコの順番を間違えてしまっていました(汗)
セブンが脱走し、ゲンだけになった後、ヨーキーミックスの『レオ』を迎えました。
母によると、私の12歳の誕生日の日に来たそうです。
覚えているのは、家の近所のおじさんが生まれたばかりのレオを手の平に乗せて持ってきたシーンです。
生後一ヶ月経っていなかったと思います。
サイズ的には本当にネズミくらいだったと思います。
今まで中型サイズの犬達ばかりだったので初めての小型サイズのレオに少し扱い方を戸惑ったのを覚えています。
本当に小さかったのちょっとでも扱いを間違えると壊れそうでした。
ゲンとレオの2頭になった後、駐在所を引っ越しました。
レオは母っ子で、母が大好きでした。
常に母と一緒にいて、母のベッドで寝て、私が母の寝室のそばを通ると威嚇されていました(笑)
当時、幼かったのでレオの気持ちをわかってあげる事や、レオへの適切な対応が出来なかったのが今となっては後悔です。
唸るレオに怒ったりしていました・・・
今となってはレオに適切な対応をしてあげられなかったことが非常に悔やまれます。
今の私が、中学時代の自分に会ったらとんでもない勢いで怒鳴り散らすかもしれません「お前レオにふざけた接し方すんな!!!」と・・・。
私のレオへの接し方は決して上手くなかったかもしれませんが、それでもレオは甘えてくる時は甘えてくるし、私が上京して、実家に帰省した時は私のキャリーバッグに入ったりもしていました。
時には元トリマーである妹の練習相手として色んなスタイルやカラーも取り入れオシャレな犬になったりもしていました。
ゲンとレオの2頭になりしばらくして、ゲンが病気になり亡くなってしまいます。
和室で横たわるゲンの姿の記憶があります。
妹はゲンが危篤な状態になってからずっと寝ずに付き添い、ゲンが息を引き取る瞬間まで一緒にいました。
セブンが脱走した時は、いなくなってしまったもののセブンの亡骸を見ていなかったのですが、中学1年になりゲンの亡骸を見た時に初めてリアルに愛犬の『死』というのを実感した記憶があります。
『本当にいなくなったんだ』と思い知らされました。
大げさではなく、心臓にぽっかり穴が空いてじっとりと鷲掴みされ続けているような、心臓に鉛が詰まっているような感覚でした。
当たり前にいると思っていた存在は突然いなくなる感覚は非常に恐ろしい感覚です。
だから一度ペットを失うと「二度と同じ思いをしたくないから」とペットを飼えなくなる人がいるのも分かります。
でもうちは、その喪失感よりも、犬がいることの幸福感が大きかったのでレオの弟分を迎えます。
それが『桃太郎』です。
いよいよ次回は『桃太郎』の登場です。