歴代の犬達①
おはようございます。
歴代の犬達のことを思い出している今村です。
毎年9月20日から9月26日は動物愛語週間です。
外に向かって何かを啓発することも大事なことだとは思いますが、まずは自分の愛犬のことを見つめ直す期間にしてはいかがでしょうか?
私は、学校やイベント、セミナー、取材などの自己紹介の時に「物心ついたときから犬がいる生活を送って来ました」と言っています。
そこで今回はその『物心がついた頃』の写真を歴代の犬達とともに紹介させていただこうと思います。
まず、私が記憶している中で一番最初の犬は雑種(この頃はミックスなんてオシャレな呼び方はなかったのであえて雑種と書きます)のラッキー(♀)とセブン(♂)です。
私が幼稚園に入る前か入った直後くらいに、セブンを親の知り合いから譲ってもらったそうです。
私は車の後部座席に座り、膝の上にまだ生後間もないセブンを抱いて帰った記憶がかすかに残っています。
私の父が警察官だったので、当時福岡県で、警察官のための厚生施設であった海の家に住んでいました。(海の家の管理人のようなもの)
海が庭代わりという、今思うとものすごく贅沢なのですがまだ幼かったので、24時間漂う潮の匂いと、繰り返す波音だけがうっすらと記憶にあります。
ある日、家の裏手の海岸に段ボール箱が置かれていました。
中には子犬が二匹捨てられていました。
白い子犬と茶色の子犬でした。
セブンが家に来て割とすぐらしいのですがその辺りの記憶はありません。
そして、その二匹の子犬のうち、白い子犬を抱っこして家に連れて帰った記憶があります。何故白い子犬だったのか?茶色の子犬はその後どうなったのか?は全く記憶にないです。
そしてすでにセブンが家にいたので、白い子犬はラッキーと名付けられました。
【ラッキーセブン】からだそうです。
そしてこれがセブン。
大きくなった写真しかありません。
カッコいい犬ですよね?(笑)
見た目はちょっと怖い感じだったらしいのですが、私や妹が何をしてもセブンは怒りませんでした。
セブンから噛まれたことや唸られたことなど一切ありませんでした。
残念ながらラッキーの写真はありませんでした・・・・。
当時は今のようにスマホで気軽に写真が取れる時代ではなかったので仕方ないですね。
ラッキーもセブンと同じくらいのサイズで、セブンのお姉さん的な立場だったそうです。
2匹仲良く過ごしていたのですが、30年以上前は、まだ犬は外飼いが当たり前で放し飼いも珍しくありませんでした。
うちも田舎の海の家で裏手が海岸なので犬達は外で自由にさせたりもしていました。(今はノーリードでの飼育は駄目です!)
ある日、家の前にラッキーが血まみれで倒れていました。
車に轢かれていました・・・。
私は幼稚園に通っていたのですがラッキーが赤くなって倒れているのはかすかに覚えてます。
その時に初めて、常に身近にいた犬という友達がいなくなってしまった喪失感を感じました。
私達はその後、セブンと共に2回の引っ越しをします。
そして私が小学校6年生の頃に、庭に繋いでいたセブンが鎖を引きちぎって脱走していました。
家族で家の周辺を探し、近くに山もあったのですがその山も探したのですが最後までセブンは見つかりませんでした。
ラッキーが亡くなった時はまだ小さかったので漠然とした寂しさだったのですが、幼稚園から小学6年までセブンと過ごした時間は遥かに長く、セブンとの突然の別れは子供ながらに非常にショックを受けました。
これが、私が物心ついた時に最初に出会ったラッキーとセブンの思い出です。
2頭とも最後まで見届けてあげられなかったのが本当に心残りです。
SNSでは連日のように『犬がいなくなりました』『犬が脱走しました』という投稿を目にします。
犬は一瞬の油断や飼い主さんの気の緩みで逃げてしまう可能性があります。
運良く帰って来てくれたり保護されてくれれば良いのですがそれが最後になるかもしれません。
それぞれの家庭の事情があると思いますが可能であれば家の中に入れてあげて、もし外で飼うのであれば絶対にリードや首輪が外れない対策をしたり、万が一リードや鎖が外れても庭の外には出ないような二重三重の対策をしてください。
逃げてしまっては手遅れです。
どうか愛犬を最後まで守ってあげてください。
次回は、2回の引っ越しをした後の家で迎えた、セブンの弟分である(多分)柴犬のゲンの話をしようと思います。