犬の殺処分について

ニュース, 今村のブログ

おはようございます。

2021年がスタートしてはや半月が経過しました。

今年はどんな年になるのでしょうか?

全く先が見えない世の中ですが、まずは今日のこの日を大事に過ごしていきましょう。

さて、今回は犬の殺処分の現状について解説した動画をアップしました。

犬・猫の殺処分数は毎年環境省のホームページに公表されています。

今回の動画はそのホームページに掲載されている表を見ながら観ていただけると分かりやすいかもしれません。

以下、環境省のホームページのURLです。 https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/dog-cat.html

発表されている平成16年のデータでは犬の殺処分数は155,870頭です。

毎年殺処分数は減少していき、最新のデータである令和元年の犬の殺処分数は5,635頭でした。

動物の愛護及び管理に関する法律の改正や、愛護センターや愛護団体さん達の積極的な譲渡活動など、殺処分数が減少している要因はいくつか考えられます。

ただ、センターに収容され譲渡により新しい家族が見つかった犬の数は実はそこまで変わっていません。

大きく減少しているのは愛護センターに収容された犬の数である『引取り数』が減っていることが大きな要因だと考えられます。

しかしこの『引取り数』も減少しているから全て良い方向に向かっているかというと、そう単純なものではありません。

今までは飼い主が犬を手放したり、ペット業者が余った生体を愛護センターに簡単に持ち込むことが出来ましたが、動愛法の改正により引き取りを拒否出来るようになりました。

そのことで、今まで愛護センターに持ち込んでいた飼い主やペット業者が犬達をどこに連れて行っているかはどこにも記録されていません。

データに出て来ていない犬達がいることも私達は認識しておく必要があります。 数字だけを見て判断するのではなく、何故飼い主やペット業者が犬達を手放すのか? 何故譲渡会で新しい家族が見つからないのか? 何故所有者不明の犬が減らないのか? 等、根本的な原因を解決しなければ本当の意味での殺処分ゼロの達成は難しいです。

これから保護活動を始めようと考えている方は、是非この数字の裏に隠された問題点を解決出来る方法を見つけて、行動して頂ければと思います。

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