就職出陣式

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おはようございます。

一度で良いのでレイと実家のセイロを対面させてみたい今村です。

レイの貫禄が勝つのか、セイロの若いパワーが勝つのか楽しみです。

さて、私が教えに行っている東京コミュニケーションアート専門学校では毎年、次年度に卒業を迎える学生が参加する【就職出陣式】という学校行事があります。

これは、来年から残り1年という学生生活を送りつつ、就職活動も行わなければいけない学生達に向けて、学校の教務の先生や講師、学校の先輩達から心構えや今のうちにやらなくてはいけないこと等様々な話を聞くという学校行事です。

私は3年前からこの就職出陣式でお話をさせていただいているのですが、有り難いことに今年も登壇させていただくことになりました。

毎年、基本的な内容は同じにしているつもりですが、やはりその年その年でペット業界の情勢や、私自身の環境や心情の変化もあり多少内容は変わっています。

ただ、今年は特に伝えることが難しかったです。

何故なら今年はコロナウィルスの影響で100年度に一度と言われるくらい世界規模での変革の年だからです。

去年までの価値観や働き方が世界レベルで大きく変わりました。

なのでこれから就職を目指す学生はもちろん、我々も変わっていかないと生き残れない世界になりました。

そして未だ明白な【正解】がない状況で、私が学生達に何を伝えるかは悩みました。

今までは頑張って勉強してどこかの会社に就職して、あとは定年まで頑張って働き、退職後は年金でのんびり暮らすというのが普通だと考えられていました。

しかし、今は企業が安定して存続することも難しく、就職することが本当に全てなのか?

都会に行かないと仕事がないからと、田舎を出て都会で仕事をする意味はあるのか?

今はオンラインでの仕事も主流になってきたので、世界中どこにいても仕事が出来るようになりました。

webとコミュニケーションのスキルがあれば就職せずとも個人でお金を稼ぐことも出来るようになりました。

ただ、生きていく上で必要な根本的な考え方は変わらないと思います。

人は一人では何も出来ません。

例え個人事業でも、仕事を依頼してくれる人がいなければお金はもらえません。

なのでこれからはいかに『人間力』を高めるか。

相手のことを思いやり、相手に信用してもらう力が必要だと思います。

そしてもう一つは、恐れずに前に進むこと。

30年後、10年後、5年後はおろか来年の状況がどうなるか全くわかりません。

今よりも悪くなっているのか、良くなっているのか。

歩む道の先は進んでみないと分からないのに、立ち止まって考えているのは時間の無駄です。

真っ暗闇の道を一歩踏み出す勇気も必要だと思います。

最後に、私が好きなアントニオ猪木さんが引退試合をした日に披露した詩を紹介して終わりにしたいと思います。

私は当時高校生。

強烈にインパクトがあったため、自分で鏡やノートにこの詩を書いていました。

 

『道』

この道を行けばどうなるものか

危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし

踏み出せばその一足が道となり その一足が道となる

迷わず行けよ

行けば分かるさ

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