歴代の犬達⑤

今村のブログ

おはようございます。

テレビを手放して5ヶ月目ですが何の支障もない今村です。

生まれてから今まで、家に当たり前のようにあったテレビですが数年前からテレビを観るというよりテレビに日常が縛られているという感覚に陥っていました。

また、歳のせいか芸人さんや若いタレントさんが内輪でワイワイ騒ぐバラエティ番組を見るのが苦痛になっていました。

なんで自分はこの人達の内輪ネタを見せられているのだろう?と。

そこから一気にテレビを観なくなり、観たとしてもNHKの将棋時間とかプロフェッショナルのようなドキュメントくらいになりました。

だったらもうテレビはいらないかなと思い引っ越しを機にテレビを手放したのですが、全く支障はなくむしろ清々しい気分です。

どうしても見たい番組は今は動画配信されているのでそこで見れるので全く問題なかったです。

テレビがない生活、オススメです♫

さて、前置きが長くなりましたが今回は『ドラミ』について書きたいと思います。

前回のブログでも少し書きましたが、ドラミは私が高校生の時に学校近くのパン屋さんの前にいた野良犬でした。

生後3〜4ヶ月くらいだったと思います。

この、くっきりとした額のラインがチャームポイントでした。

ドラミをパン屋の前で見つけた私はこのままパン屋の前にいるのは危ないと思い自転車のカゴに乗せて家まで連れて帰りました。

これで我が家にはレオ、桃太郎、ドラミの3頭の犬達がいるようになりました。

ドラミは桃太郎よりも年下でしたが成長すると桃太郎よりも少し大きくなりましたがとても甘えん坊な性格だったと思います。

この当時の犬達は完全外飼い、完全室内外という明確な分け方はしておらず、家の外に繋いで犬小屋で寝ることもあれば、家の中で過ごすこともありました。

レオは小さかったので完全室内飼育でした。

ただこの当時はまだ私の田舎で犬を家の中で飼っている人はほとんどいませんでした。

今でも実家の近所では庭に繋がれている犬はいますし、都会の方には信じられないかもしれませんが、繋がれている犬を近所の人達が勝手に(無断でというより顔見知りの方が好意で)散歩に連れて行ってくれるうような家もあります^^;

桃太郎とドラミは仲のいい兄妹のようになってくれました。

ただ、当時ドラミは基本的に外飼いだったのですが、たまにドラミは鳴くことがありました。

今になって思えばドラミは寂しかったのだと思います。

家族は明るい家の中。自分はなぜか外。

それで鳴いていたと思うのですが、まだ子供だった私は「またドラミが鳴いてるよ。うるさいなー」と思うこともありました。

犬の気持ちを理解出来ない飼い主はこんなに残酷なんだと思います。

当時の自分に無償に腹が立ちます。

だからこそ、今は犬の気持ちを理解することを真っ先に考えるようになりました。

なんで吠えてるんだろう?

なんで鳴いてるんだろう?

なんで落ち着かないんだろう?

なんで唸ってるんだろう?

犬の気持ちを理解せずに、とにかく怒ったりオヤツで釣って言うことを聞かせるやり方は、一緒に暮らしていく家族としての信頼関係は築けないと私は思います。

毎日ご飯を与えてやってる。毎日散歩に行ってやってる。

だから飼い主に迷惑をかけないようにしなさい。

静かにしなさい。良い子にしてなさい。言うことを聞きなさい。

家族として一緒に暮らすというより、ペットとしてお世話をしてやっているという感覚だったのかもしれません。

犬は飼い主を選べません。

飼い主が自らの意思で犬を選び、一緒に暮らすことを決めたはずです。

なのに、ちょっとでも言うことを聞かないと怒ったり不機嫌になったり。

うちのコは言うことをダメな犬だから・・・

と愛犬のことをダメ犬と烙印を押している方もいるかもしれません。

しかし、犬と暮らそうと決めた理由は単に犬を操作することではなかったはずです。

『犬という存在』に対して幸福感や安心感を抱いたり、ぬくもりを感じたりするために犬と暮らすことを選んだはずです。

警察犬や盲導犬などの使役犬に明確な仕事があり、仕事を果たすためにしっかりとした訓練が必要です。

しかし家庭犬には明確な仕事はありません。

家庭犬は家族を癒すことが仕事です。

犬は家庭の中に存在してくれてるだけで役割を果たしています。

なので、多くを求め過ぎないことも大切です。

おしっこやうんちを失敗したこと、家具を齧ってしまったこと、お気に入りの洋服を破ってしまったこと、散歩中にグイグイ前を歩くことなどは大目に見てあげてください。

ドラミは数年後、病気で亡くなりました。

もっとドラミの気持ちを分かってあげていれば。

もっとドラミの声を聞いてあげていればドラミに寂しい思いをさせずに済んだかもしれない。

と、今でも後悔しています。

皆さんには私のような後悔を味わって欲しくありません。

もし、一度愛犬との暮らしを思い返してみて、愛犬のことを褒めるよりも怒っている回数の方が多いかなと感じている飼い主さんはこの機会に『なんでうちのコはああいうことをしているんだろう?』と一旦冷静になり、愛犬の気持ちを読み取るようにしてみてください。

どうしても愛犬の気持ちが分からない、愛犬が伝えたいことが読み取れないという方は、はっぴーているずに足を運んでください。

スタッフがいつでも飼い主さんの相談に乗ります。

 

ドラミが亡くなり、レオと桃太郎の2頭の生活になりました。

そして、数年後にレオが亡くなってしまいます。

レオが亡くなって桃太郎だけになりました。

そしてまた新たな犬が今村家にやってきます。

それが『モツ』です。

次回はモツの紹介をしたいと思います。

関連記事一覧